ワインとの出会い 第5話 ソムリエ塚里物語

2016.02.23 Tuesday

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    運命的なワインと出会い、
    師匠であるムッシュと出会い(第4話をご参照下さい)、
    それまでの自分の世界が、急激に変化し、広がっていき、
    全く想像していなかった道へと導かれていきます。


    と、お話を進める前に、少し昔のお話をしたいと思います。

    今の私のお話をすすめるうえで、
    実は、どうしても欠かせない出会い、出来事があります。

    それが『音楽』と『ベトナム』というキーワードです。
    『音楽』は、間違いなく今の私の土台となり、今も大きな影響を与え続けています。

    そんな音楽との出会いは、まだ私が高校生の時です。

    今年、31歳になる私ですが、
    甲子園を目指していたことがありました。

    もちろん甲子園と言いましても、野球をしていたわけではありません。

    応援団でもありません。

    それは、吹奏楽です♪
    実は吹奏楽にも、甲子園のような、
    熱い青春をかけて、ひとむきに目指す場所があります。

    吹奏楽に没頭した経験のある方ならピンとくるのではないでしょうか?

    予選を勝ち抜いて、球児達が夏の甲子園を目指すように、
    吹奏楽をこよなく愛する者たちの憧れ!!

    それが「普門館」です。

        普門館とは、「全日本吹奏楽コンクール」の全国大会が開催される会場です。
                  (現在は、会場が違うようです)

    そんな吹奏楽の世界へと足を踏み入れるきっかけは、
    ある音楽の先生との出会いでした。
    その先生は声楽が専門で、歌、音楽すべてを深く愛している男性教諭でした。
    先生としてだけでなく、オペラの公演などでも活躍されている先生でした。

    一方、当時の私は、正直、音楽にはたいして興味、関心はありませんでした。

    流行りの音楽を聞いてギターを弾いたりしましたが、
    音楽の成績は「普通」で、楽譜は読めない、歌を歌うのも苦手、
    じっと座ってクラシック音楽やオペラを聴くなんてことはありませんでした。


    そんな高校1年生の夏になり少し前、
    学校の音楽の授業で「歌のテスト」なるものが行われることになりました(゜o゜)!!
    私にとっては、「苦痛」でしかないこのテスト。。。
    ただでさえ苦手意識の強い音楽、それに加えて「歌を歌え」というではありませんか。。。。。

    そんなテストの当日、番号順に音楽室の中にある個室へと呼ばれます。
    自分の番号が呼ばれると部屋へ入り、あらかじめ用意されていた課題曲を、
    先生のピアノ伴奏に合わせて歌います。

    歌い終えると、
    「良いね!音程もちゃんととれていて良いよ!」

    (ンエッ!?)

    と思いがけない先生の評価に心の中で驚きつつ、戸惑っていると、

    「部活は何か入っているの? 入ってないなら、音楽部においでよ。ドラムとか叩けるよ♪」

    と畳み掛けてくるではありませんか(゜o゜)

    音楽の授業で、これまで褒められたことはなく、
    苦痛の日々でしかなかったのに、この評価!!


    大きな喜びを抑えつつ、
    心の中の小さい一人の塚里が言います
    (そのまま入っちゃえよ! あの先生がそう言うんだ! 才能があるかもしれないぜ!)

    しかし、もう一人の塚里は冷静です
    (いやいや、よく考えてみろよ。甘い言葉に騙されたら駄目だ!今までを忘れたのか!?)

    そんな葛藤もむなしく、、、

    結局、
    素晴らしい勘違いをした私は、その言葉を信じ、さらにドラムが叩ける!かっこいい良いな!!

    なんて甘い考えで、
    楽譜が読めないうえに、クラシック音楽は子守唄代わりだったのも忘れて、

    入部を決意したのでした。。。

    続く。

    『365日の記念日に幸せを添えるレストラン
     エタンセール カワモト』
    平目、入りました♪